偉大なる占星術師の死
英国の占星術師「ジョナサン・ケイナー氏」が5月2日に亡くなられたそうです。
まだ59歳。若すぎます。占星術界の権威として世界的に有名だったジョナサンは多くの日本人の心を魅了してきました。
私もそのうちのひとりです。
彼の鑑定から多くを学ばせていただきました。
なので、今感じている喪失感はとても大きいです。
なぜジョナサンは突然旅立ってしまったのでしょうか。 そこで彼が亡くなった夜のホロスコープを読んでみました。
早速三重円で鑑定したところ、N土星にT逆行土星がコンジャンクション。
完璧な土星回帰でした。
この事実に言葉を失うと同時に改めて土星回帰の時期に起こりうる事象を突きつけられた気がしました。
彼は、無意識が現実を引き寄せてしまうから死を予測しないとのことでしたが、もしかしたら何か起こるかもしれないと薄々感じていたかもしれません。土星回帰について詳しく知っているだけに不安感はあったのではないでしょうか。
なぜなら、彼は射手座でしたが亡くなる直前にそれを暗示するような言葉を射手座の運勢に書き記していたのです。
では彼が書き残した「5月4日射手座の運勢」をご紹介しましょう。
「 私たちの人生はとても短い。だから一瞬一瞬を精一杯に生きるべきです。 私たちは皆、その大切さを理解しているのに、すぐに忘れてしまいますよね? やらねばならないことや言い争い、欲望にとらわれて。
まるで私たちの存在が永遠であると思っているようです。
私たちが朽ちる運命にある肉体に、一時的に間借りしているだけの不滅の魂である
ということには変わりありませんが。」
たとえ来世や星のご加護があったとしても、運命を動かすのは私たち人間。だから一瞬一瞬を精一杯生きるべき。
偉大な占星術師は、最後の言葉も私に影響を与えてくれます。
ジョナサンの言葉をしっかりと受け止めて生きていこうと思います。
師のご冥福を心よりお祈り申し上げます。